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地方を題材に地域活性化を考える「地方を学ぶ交流会」開催


令和5712()5号館1階ロビーにて、地方を学ぶ交流会が開催された。本イベントは、フィールドワーク科目や研究等に生かしていくための学びの場として創出され、本学経済学部の菅原ゼミナールと倉本ゼミナールが主催、福井県が共催している。

 

 

ゼミナール生含め約30名の学生が参加し、福井県地域おこし協力隊のメンバー、当イベントに興味を持った教職員などが出席した。

 

 

本イベントは座談会、発表会、交流会の3部で構成されている。

 

 

最初の座談会では、福井県地域おこし協力隊の浅井ゆうみ氏、経済学部の菅原宏太教授と倉本宜史准教授が登壇した。菅原教授が司会進行役を務め、倉本准教授と浅井氏が質問やテーマに回答していく。そして、地域活性化やまちづくりに関する3名の研究概要や事業内容について、各々の経験を話しながら思いを語った。

 

 

なかでも、「まちづくりの第一印象」というテーマについて浅井氏は「大学1年生の時、何か地域に関わることがしたいと思い、大学近くの商店街に『何でもやります!』と自分自身を売り込みに行った。最初は、小さなことでも任せてもらえることが嬉しかったが、次第に『向こうの通りは別の商店街だから。あの店は商店街の組合に加盟していないから行くな』と言われ、マンパワーとしてしか見てもらえないと感じる瞬間があり、まちづくりの第一印象は良くなかった。しかし、学生キャンプ(※1)に出会い、自分の研究分野を活かしながらプロジェクトを考えたり、地域の人と一緒に汗をかいたりしていく中で、お互いが積極的になっていった」というまちづくり事業の経験を語った。

 

 

同じく倉本准教授は、「まちづくりと聞いて最初は近寄りがたい印象があった。しかし、自己の研究やフィールドワークに取り組むうちに地域の人々や学生と対話を重ね、まちづくりは身近なものであるというような見方に変わった。以降フィールドワークを行う際は、必ず地元の人にインタビューしている」と話した。会場は終始笑いに包まれ、1時間ほどで第1部が終了を迎えた。

 

 

 

次に第2部の発表会に移り、本学学生や福井県学生キャンプ事業の参加学生(同志社大学、京都精華大学、福井工業大学)あわせて計6チームが、それぞれ活動や実際の取り組みを発表した。

 

 

倉本ゼミナールでは、地域政策をテーマに2年次生でマイナビ主催の「課題解決プロジェクト」に参加し、3年次生でWESTという政策提言の論文大会に出場している。フィールドワークや経済学の理論を踏まえ、仮説を立て、地域課題の解決に向けた政策を考える。

 

 

菅原ゼミナールでは、地方財政論をテーマに地域活性化について考える。発表では、京都府宮津市でのフィールドワークを通して学んだ地域の課題と、班ごとに考案した政策の概要を説明した。

 

 

福井県学生キャンプ事業に参加する学生チームは、鯖江市、坂井市、小浜市で行っているそれぞれの取り組みを発表するとともに、そこから得たまちづくりの苦労や良さ、学んだことなどを熱く語った。

 

 

 

順に発表を終え、参加者全員で集合写真を撮り、最後に3部の交流会へ移行した。参加者は時間の許す限り、お互い自由に本イベントの感想や意見交換を楽しんだ。そして終始にこやかな雰囲気で本イベントは終了を迎えた。

 

 

次回のイベントは冬に開催される予定だ。

「集合写真」

(※1)福井県学生キャンプ事業

 

福井県外の大学生が主に夏休み等(通年プログラム)を活用して、福井県内3地区(鯖江市河和田、坂井市竹田、小浜市)の地域に滞在し、住民等と交流しながら地域課題の解決に取り組むまちづくり事業